石垣島は車なしでも観光できる?成立する旅行の条件と移動手段の選び方
石垣島は車なしでも観光できる?成立する旅行の条件と移動手段の選び方
石垣島は車なしでも観光できますが、市街地に宿を取り、路線バス・定期観光バス・送迎付きツアー・離島航路を行き先に合わせて使い分けることが前提です。
市街地、川平湾、竹富島などの離島、送迎付きの海・星空ツアーは、車がなくても無理なく組み込めます。玉取崎展望台や平久保崎灯台など北部の絶景は便数や手段が限られ、複数回りたい場合や夜・早朝に自由に動きたい場合は、貸切タクシーやレンタカーも選択肢になります。
判断の軸は、行き先・帰りの足・人数・同行者の4つです。
- 行き先ごとに「そのまま成立する」「手段を選べば成立する」「手段が限られる」を見分ける基準
- 宿のエリアを決める前に確認したい、バス・船・ツアー送迎との位置関係
- 5つの移動手段の使い分けと、フリーパスが得になる乗り方
- 帰りのバスや悪天候で予定が止まらないための確認手順
- 人数別の交通費の目安と、2泊3日・3泊4日・同行者別のモデルコースの組み方
石垣島は車なしでも観光できる?成立する旅行と難しい旅行
石垣島の車なし観光は、行き先を3つに分けると判断できます。
| 区分 | 行き先・旅程 | 主な手段 |
|---|---|---|
| そのまま成立する | 市街地の散策・食事、竹富島などの離島 | 徒歩、高速船 |
| 手段を選べば成立する | 川平湾、海・星空のツアー | 路線バス、定期観光バス、貸切タクシー、送迎付きツアー |
| 手段が限られる | 玉取崎展望台・平久保崎灯台などの北部、夜や早朝の自由行動 | 定期観光バス、貸切タクシー、レンタカー |
車なしで成立する旅行の条件
成立する旅行には、共通する3つの条件があります。
- 宿が離島ターミナルとバスターミナルの周辺にある。空港直行バス、離島への高速船、定期観光バスの集合場所、路線バスの起点がこの一帯に集まります。毎日の出発点が同じ場所になり、移動の手間が減ります。
- 1日に訪れる場所が1〜2か所に絞られている。路線バスは郊外ほど便数が限られるため、次の便を待つ時間が旅程を左右します。目的地を絞るほど、帰りの足を確保しやすくなります。
- 海と夜の体験を送迎付きで予約している。海上や郊外が舞台の体験は、集合場所までの足を自分で用意する必要がありません。
車なしだと難しくなる旅行
次の3つのうち、2つ以上に当てはまる場合は、貸切タクシーやレンタカーの検討をおすすめします。これは公式の基準ではなく、便数と手段から導いた目安です。
- 北部の絶景(玉取崎展望台・平久保崎灯台など)を、1日で複数回りたい
- 早朝や夜に、自分の好きな時間に何度も動きたい
- 宿が郊外にあり、空港やツアーへの送迎が使えない
旅程の一部の日だけ貸切タクシーや車を使う方法もあります。全日程を車なしにこだわる必要はありません。費用面の比較は、第6章で人数別に示します。
宿は離島ターミナル周辺が基本|エリア別の使いやすさと送迎の確認点
宿は、石垣港離島ターミナルと東運輸バスターミナル(どちらも美崎町)の周辺に取るのが基本です。空港直行のカリー観光バスは離島ターミナルが終点で、離島への高速船もここから出ます。定期観光バスの集合場所は東運輸のバスターミナルで、路線バスの起点もここです。
| 宿の場所 | 車なしでの使いやすさ | 向く旅行 |
|---|---|---|
| 離島ターミナル・バスターミナル周辺 | 空港バス・高速船・定期観光バス・路線バスの起点が徒歩圏。夕食も徒歩で済む | 初めての石垣島、離島を組み込む旅行 |
| 西海岸のリゾート(川平リゾート線の沿線) | 川平方面には行きやすいが、便数が限られる。市街地へは路線バスか宿の送迎 | 宿での滞在を重視し、送迎を使える旅行 |
| 川平・北部 | バス・タクシーとも手段が限られ、送迎や専用車が前提 | 自然重視で、貸切や宿の送迎を使える旅行 |
市街地以外に泊まる場合は、予約前に次の4点を確認してください。
- 宿の送迎が、空港やツアー集合場所まで対応しているか。宿の空港送迎があっても、観光地への送迎までは含まれない場合があります
- 予約したいツアーの送迎対象エリアに、宿が含まれているか。対象エリアは事業者ごとに異なり、川平周辺や北部の宿が対象外になることがあります
- 最寄りのバス停と、その路線の最終便の時刻
- 夕食を宿の周辺で確保できるか。夜に市街地へ戻る足が限られる場合があります
移動手段は5つ|特徴と使い分け
空港から市街地へ
空港から市街地へのバスは、カリー観光の直行バスと、東バスの空港線の2種類です。
| カリー観光 直行バス | 東バス 空港線(系統4・10) | |
|---|---|---|
| 片道運賃 | 大人550円/小人280円 | 大人550円 |
| 所要時間 | ノンストップ約30分 | 途中の停留所に停まるため、直行より時間がかかる |
| 本数 | 空港発は9:35が始発、10〜18時台は毎時5分・35分、19:05が最終。離島ターミナル発は8:40が始発、9〜17時台は毎時10分・40分、18:10が最終 | 系統ごとの公式時刻表で確認 |
| 終点 | 石垣港離島ターミナル | バスターミナル・離島ターミナル方面 |
| 支払い | 前払い。現金とクレジットのタッチ決済(交通系ICは不可) | フリーパス・往復券が使える |
出典:カリー観光公式サイト「石垣空港〜石垣港離島ターミナル直行バス」、東運輸公式サイト「各種乗車券のご案内」(2026年10月確認)
離島ターミナル周辺に泊まるなら、直行で本数も多いカリー観光が分かりやすい選択です。帰りの飛行機に合わせて乗る場合は、離島ターミナル発の最終が18:10であることを前提に、早めの便を選びます。東バスは、フリーパスで他の路線にも乗る旅行で、空港往復もまとめたいときに向きます。港経由の空港直行便(系統14)は、2026年10月1日から運行休止です。古い記事に載っている場合があるので、注意してください。
路線バス
島内の路線バスは東運輸が運行し、バスターミナルを起点に各方面へ延びています。空港線は本数が多い一方、川平や北部などの郊外路線は便数が限られます。運賃は区間制で、公式の運賃表(令和7年4月改定)で確認できます。
| 券種 | 料金(大人/小人) | 有効期間 | 購入場所 |
|---|---|---|---|
| 1日フリーパス | 1,000円/500円 | 購入から24時間 | バスターミナル窓口、路線バス車内 |
| みちくさフリーパス | 2,000円/1,000円 | 3日間 | 同上 |
| 空港⇔離島ターミナル往復乗車券 | 1,000円/500円 | 往復1回分 | バスターミナル窓口、空港線の車内 |
出典:東運輸公式サイト「各種乗車券のご案内」(2026年10月確認)。いずれも定期観光バスには使えません。乗降のたびに乗務員へ提示します。
フリーパスが得になるかは、乗る運賃の合計で判断できます。1日フリーパス(1,000円)は、空港線の片道(550円)に加えて、24時間以内にあと450円分乗れば元が取れます。空港の往復だけなら、往復券とフリーパスは同額(1,000円)です。到着から帰りの空港までが24時間を超える旅程では、フリーパス1枚で空港往復を賄えないため、往復券かみちくさフリーパスを選びます。みちくさフリーパスは、2泊3日で空港往復と郊外への乗車を複数回組む場合の候補ですが、郊外路線の便数が少ないため、実際に乗れる回数を時刻表で数えてから買うのが確実です。
定期観光バス
定期観光バスは、東運輸が毎日運行する石垣島一周観光(9:15バスターミナル発〜14:00着)です。大人6,500円、小人(6〜11歳)4,800円で、昼食が付きます。
行程は、桃林寺(車窓)、石垣島鍾乳洞、川平公園、昼食、米原のヤシ原生林(車窓)、玉取崎展望台、宮良川のヒルギ林(車窓)の順です。川平公園では、定期観光バスの参加者は大人2,300円のグラスボートが2,000円になります。天候や海況で欠航する場合があります。
出典:東運輸公式サイト「定期観光バス」(2026年10月確認)
注意点は次のとおりです。
- 予約制で、前日17時が締切です。空席があれば当日も乗車できます
- 集合は出発の20分前までに、バスターミナルの窓口で手続きします
- 座席指定はなく、相席になる場合があります
- 空港で降りることもできます。ただし空港は降車希望者がいる場合のみ停車し、空港下車だと宮良川のヒルギ林は通りません
- 台風接近時は運休する場合があります
初めての石垣島で定番を1日にまとめたい人、路線バスの便数が旅程に合わない人に向きます。川平湾で長く過ごしたい人や、午前に別の予定がある人には向きません。
送迎付きツアー
シュノーケリング、SUP、カヌー、星空・ナイトツアーは、送迎付きのプランを選ぶと、集合場所までの足を自分で用意する必要がありません。予約前に次の点を確認してください。
- 宿が送迎対象エリアに入っているか
- 送迎の集合場所は、宿の前か、市街地の指定場所か
- 1名参加や年齢の条件
- 悪天候時の催行可否と、取消や振替の条件
宿の空港送迎と、ツアーの送迎は別のサービスです。ツアーの送迎は、その事業者が決めた範囲で行われます。
貸切タクシー・徒歩・レンタサイクル
貸切タクシー:時間単位で借りて、行きたい場所を組み合わせられます。旅行会社の掲載例では、川平湾を含む3時間以内のコースが小型タクシー1台(最大4名)で16,500円です。石垣やいま村などの入場料やグラスボート料金は別で、公式の料金表ではなく、条件により変わるため、予約時に確認してください。郊外は空車が少ないと考えられるため、事前に手配するのが確実です。台数単位の料金なので、人数が増えるほど1人あたりは下がります。
出典:石垣島トラベルセンター「観光タクシー」(旅行会社の掲載価格。2026年10月確認)
徒歩:ユーグレナモールや公設市場、離島ターミナル周辺は、徒歩で回れる範囲です。夏の暑さと突然の雨には備えが必要です。
レンタサイクル:市街地周辺や竹富島の島内に向きます。石垣島全体を自転車だけで回るのは、距離や暑さを考えると現実的ではありません。
行きたい場所別|行き方と成立条件
行き先ごとの判定は次のとおりです。◎は手段を選ばず成立、○は条件を満たせば成立、△は手段が限られることを示します。
| 行き先 | 主な手段 | 成立の条件 | 判定 |
|---|---|---|---|
| 市街地(ユーグレナモール・公設市場など) | 徒歩 | 宿が市街地にある | ◎ |
| 竹富島 | 高速船+島内の徒歩・レンタサイクル・水牛車・ツアー | 帰りの最終船(安栄観光の竹富発は17:50)に間に合う | ◎ |
| 小浜島・西表島 | 高速船 | 小浜は便数が少ない。西表は日帰りだと1日がかり | ○ |
| 川平湾 | 路線バス、定期観光バス、貸切タクシー | 路線バスは便数が少なく、帰りの便が滞在時間を決める | ○ |
| 海のアクティビティ | 送迎付きツアー | 宿が送迎対象エリアにある | ○ |
| 星空・ナイトツアー | 送迎付きツアー | 予約と送迎の確認。雲で見えない日がある | ○ |
| 玉取崎展望台 | 定期観光バス、路線バス、貸切タクシー | 路線バスは便数が限られる。定期観光バスの行程に含まれる | △ |
| 平久保崎灯台 | 貸切タクシー、ツアー、路線バス | 路線バスは便数が限られる | △ |
川平湾・玉取崎展望台・平久保崎灯台の行き方
川平湾は、3つの手段で行けます。
- 路線バス:川平リゾート線(系統9)を使います。公式時刻表の発着時刻から計算すると、バスターミナルから川平公園前まで45分前後です。西海岸のリゾートを経由し、便数は1日に数便です。帰りの便が滞在時間を決めるため、往路に乗る前に復路を確認します(第5章)
- 定期観光バス:川平公園での下車見学を含みます。
- 貸切タクシー:時間貸しで、他のスポットも組み込めます。
出典:東運輸公式サイト 広域時刻表(令和8年2月〜版。2026年10月確認)
玉取崎展望台は定期観光バスの行程に含まれ、路線バスでも行けますが、便数が限られます。玉取崎だけのために路線バスで1日を使うのは、効率が悪くなりがちです。定期観光バスか貸切タクシーが現実的です。
平久保崎灯台は島の北端で、路線バスでも行けますが便数が限られます。貸切タクシーなら、旅行会社の掲載例で、玉取崎展望台・平久保灯台・米原ヤシ群落・川平湾などを回る6時間以内のコースが小型タクシー1台(最大4名)で33,000円です。4名なら1人あたり8,250円になります。1か所のために1日を使うか、貸切タクシーで北部をまとめて回るかを、人数で割った費用(第6章)と比べて決めてください。
出典:石垣島トラベルセンター「観光タクシー」(旅行会社の掲載価格。2026年10月確認)
竹富島など離島の日帰り
竹富島は、石垣港離島ターミナルから高速船で約15〜20分です(安栄観光)。大人運賃は片道970円、往復1,880円で、竹富港の支払いは現金のみです。安栄観光の石垣発は7:30から17:30まで1日8便、竹富発の最終は17:50です。八重山観光フェリーも竹富島航路を運航しているため、旅程に合う便を選べます(運賃・時刻は同社の公式サイトで確認してください)。島内は徒歩、レンタサイクル、水牛車、ツアーで回ります。
他の離島の日帰りは、便数に注意が必要です。
| 行き先 | 所要時間 | 大人運賃(片道/往復) | 日帰りの注意 |
|---|---|---|---|
| 小浜島 | 約25〜30分 | 1,720円/3,340円 | 安栄観光の石垣発は4便(9:40〜16:20)。小浜発の最終は17:00 |
| 西表島(大原) | 直行で約40〜50分 | 2,520円/4,880円 | 日帰りは、1日がかりのツアーと組み合わせるのが中心 |
出典:安栄観光公式サイト「時刻表・料金」(2026年10月確認。2026年10月1日〜2027年3月31日適用の時刻表)。運賃は燃料油価格変動調整金を含み、変動する場合があります。
帰りの飛行機がある日は、離島を入れない、または午前の便で戻る日程にしてください(第5章)。
夜の星空・ナイトツアー
石垣島北部を含む西表石垣国立公園は、国際ダークスカイ協会の星空保護区(ダークスカイ・パーク)に、日本で最初に認定された地域です。星空観賞は人気の体験で、星を見るには暗い郊外へ行く必要があります。夜は路線バスの便数も限られるため、送迎付きツアーが前提になります。
出典:環境省「西表石垣国立公園」資料(2026年10月確認)
予約時には、送迎の有無、宿が送迎対象に入るか、集合時刻、雲で星が見えない場合の取扱いを確認してください。星は天候に左右されます。星空を重視する旅行では、滞在の前半に1回、予備として後半に1回の機会をつくるか、振替条件のあるツアーを選ぶと、空振りのリスクを下げられます。
帰りの足と悪天候に備える
路線バスの帰りは最終便から逆算する
郊外に路線バスで行く場合は、帰りの便から滞在時間を決めます。手順は次のとおりです。
- 往路のバスに乗る前に、復路の便を2〜3本確認する
- 最終便の時刻から逆算して、滞在を切り上げる時刻を決める
- 時刻表の版を確認する。公式のPDF時刻表には、日曜・祝日などに運休する便の注記があり、系統14のように改廃もあります
- 乗り遅れた場合の代替(電話で手配するタクシー)を想定しておく
公式時刻表(令和8年2月〜版)の記載では、川平公園前発の便は朝から夜7時台まで数便です。便数や時刻は改定される場合があるため、最新版を東運輸の公式サイトで確認してください。
船の欠航・定期観光バスの運休が起きたとき
- 定期観光バス:運休になった場合は、予約先(東運輸または旅行会社)の案内に従い、その日は市街地の予定に切り替えます
- 路線バス:台風接近時の運行は、東運輸が公式サイトで案内します
- 高速船:悪天候で欠航する場合があります。当日の朝に、各社の運航状況ページと、気象庁の八重山地方の天気予報を確認します
- 日程の組み方:離島は滞在の前半に入れ、帰りの日に船を使わない日程にします。船を使う日は、帰りの便から飛行機の時刻までに余裕を持たせます
- 代替案:アーケードのユーグレナモールや公設市場、市街地の飲食など、徒歩で回れる計画に切り替えます。海のツアーの催行判断は各事業者が行うため、予約時に取消・振替の条件を確認します
石垣島の車なし観光の費用は?人数別の交通費シミュレーション
2泊3日・大人1人あたりの交通費を、3つの組み合わせで比べます。公表料金から計算した目安です。
| プラン | 内訳 | 1人 | 2人 | 3人 | 4人 |
|---|---|---|---|---|---|
| A 路線バス中心 | みちくさフリーパス2,000円(空港線を含む)+竹富島往復1,880円 | 3,880円 | 3,880円 | 3,880円 | 3,880円 |
| B 定期観光バス+竹富島 | 空港往復(カリー観光550円×2)1,100円+定期観光バス6,500円+竹富島往復1,880円 | 9,480円 | 9,480円 | 9,480円 | 9,480円 |
| C 貸切タクシー(川平湾を含む3時間)+竹富島 | 空港往復1,100円+貸切16,500円÷人数+竹富島往復1,880円 | 19,480円 | 11,230円 | 8,480円 | 7,105円 |
出典:東運輸公式サイト、カリー観光公式サイト、安栄観光公式サイト(いずれも2026年10月確認)。貸切タクシーの16,500円のみ、石垣島トラベルセンター掲載のコース例(公式料金ではない)で、小型タクシー1台(最大4名)の価格です。宿泊費、食事(定期観光バスの昼食を除く)、アクティビティ料金、グラスボートや石垣やいま村などの入場料、追加のタクシー代は含みません。
表の読み方は次のとおりです。
- A(路線バス中心)が最安です。ただし、行ける場所と滞在時間は便数で決まります。みちくさフリーパスの有効期間は、購入時刻から数えるため、帰りの便に合わせて確認してください
- B(定期観光バス)は、人数が変わっても1人あたりが一定です。昼食と複数のスポットが含まれ、帰りの足を心配する必要がありません。1〜2人で定番を回るなら有力です
- C(貸切タクシー)は、人数で割ると金額が下がります。3人以上では、C全体の1人あたりがB(9,480円)を下回ります。ただし、Cは3時間・川平湾を含むコースで、昼食も含みません。Bとは行程が異なり、同じ基準での比較ではありません
1〜2人なら定期観光バス、3〜4人なら貸切タクシーも比べる、というのが目安です。ひとり旅では、貸切は割高になります。
車なしで回る石垣島のモデルコース
以下は、客観条件を置いた仮想ケースです。実際の運行や予約状況により、変わる場合があります。
2泊3日モデルコース
条件:大人2名、1日目の昼12時台に空港着、3日目の飛行機は17時以降、宿は離島ターミナル周辺。
1日目:市街地で足場を固める
- 12:35発のカリー観光バスで空港を出ると、13時過ぎに離島ターミナルに着く
- 宿に荷物を預け、ユーグレナモールと公設市場を散策して昼食をとる
- 夕食は市街地で。夜は徒歩圏で過ごす
2日目:定期観光バスと夜の星空
- 8:55にバスターミナルで受付し、9:15の定期観光バスで出発する(川平公園、玉取崎展望台などを回り、14:00に戻る)
- 午後は宿で休む、または市街地で過ごす
- 夜は送迎付きの星空ツアーに参加する(予約時に雲の場合の振替を確認)
3日目:竹富島を半日、最終日は余裕を持つ
- 9:00石垣港発の高速船で竹富島へ(安栄観光)
- 竹富島を約3時間半散策し、12:50竹富発の船で戻る
- 離島ターミナル発14:10または14:40のカリー観光バスで空港へ(空港には14時台後半〜15時過ぎに着く)
帰りの飛行機が17時台なら、空港で余裕を持って搭乗できます。船が欠航した場合に備え、3日目の離島は午前の便にして、空港までに余裕を持たせています。
3泊4日に延ばす場合
追加する1日は、次の3案から選べます。
- 西表島の日帰り:高速船(大原直行で約40〜50分)と、アクティビティ付きのツアーを組み合わせる。1日がかりになるため、他の予定と並べない
- 小浜島の日帰り:安栄観光の石垣発は4便のみ。帰りの船の時刻を確認して組む
- 余裕日:送迎付きのマリンアクティビティを入れるか、雲で見えなかった星空の振替や、悪天候の予備にする
離島や海の体験は天候に左右されるため、滞在の前半に入れ、後半に予備日を残します。最終日は、市街地と空港だけで完結させます。
子連れ・高齢者・ひとり旅の調整点
- 子連れ:小人運賃が使えます(カリー観光バス280円、竹富島往復990円、定期観光バス4,800円〈6〜11歳〉、フリーパス500円)。定期観光バスは、6歳未満が大人1名につき1名無料です(昼食は付きません)。安栄観光の高速船は、未就学児が大人1名につき1名、ひざ上なら無賃です。送迎付きツアーは、年齢条件が事業者ごとに異なるため、予約前に確認します
- 高齢者・障がいのある方:暑さと、バス停からの徒歩を考え、定期観光バスや送迎付きツアー、貸切タクシーの比重を上げます。障害者手帳の提示で、定期観光バスは4,800円(介助者1名まで同額)、高速船は片道料金が約50%引き(燃料調整金は割引対象外)になります
- ひとり旅:貸切タクシーは割高なので、定期観光バス(相席)や、1名参加が可能な送迎付きツアーが中心になります。ツアーの最少催行人数と1名参加の可否は、予約前に確認します
石垣島を車なしで観光する人へ|目的別の移動手段の選び方
石垣島の車なし観光は、目的が決まっているほど成立しやすい旅行です。目的別に、選ぶ手段と確認点を整理します。
| 目的 | 選ぶ手段 | 確認すること |
|---|---|---|
| 費用を抑える | 路線バス+フリーパス | 帰りの最終便、乗れる回数 |
| 定番スポットを1日で回る | 定期観光バス | 前日17時の予約締切、台風時の運休 |
| 海・星空を楽しむ | 送迎付きツアー | 宿が送迎対象エリアか、悪天候時の振替 |
| 離島を中心にする | 離島ターミナル周辺の宿+高速船 | 帰りの最終船、欠航時の予備日 |
| 北部の絶景を複数回る | 貸切タクシー(3〜4人で割る)、レンタカー | 人数別の費用(第6章) |
| 子連れ・高齢者・大荷物 | 送迎付きツアー、貸切タクシー | 年齢条件、送迎の範囲 |
車なしを続けるか、車を借りるかは、第1章の目安で決めます。北部を複数回る、夜や早朝に自由に動く、送迎が使えない郊外に泊まる、のうち2つ以上なら、貸切やレンタカーを検討してください。
読み終えたら、次の3つを決めると、旅行の骨格が固まります。
- 宿のエリア:離島ターミナル周辺に泊まるか、郊外なら送迎の範囲を確認できたか。宿のエリアは、八重山観光の公式情報で確認できます
- 定期観光バスを入れる日:前日17時までに予約し、その日の午後の予定を軽くする
- 夜の星空ツアー:送迎の範囲と、雲の場合の振替を確認して、予約する
参考:公式情報
- 東運輸 各種乗車券のご案内
- 東運輸 定期観光バス
- 東運輸 系統14番運行休止のお知らせ
- 東運輸 トップ(時刻表・運賃表)
- カリー観光 石垣空港〜離島ターミナル直行バス
- 安栄観光 時刻表・料金
- 環境省 西表石垣国立公園(プレスキット)
旅行会社の掲載情報(公式料金ではありません):石垣島トラベルセンター 観光タクシー
料金・時刻は改定される場合があります。予約前に、各公式サイトで最新情報をご確認ください。
カテゴリ
更新日:2026年10月15日


